概要
プログラム内容
1グループ4~6人が適切です。メンバーそれぞれに「リーダー(指示役)」「メンバー(作業者)」「観察者」という役割を割り振ります。課題は、リーダーに渡された「指示書」に描いてある3つの図形を、メンバーに渡された紙片で完成させることです。リーダーは、「指示書」をメンバーに見せることはできず口頭で指示をし、メンバーは、リーダーの指示を受けながら図形を完成させます。観察者は、リーダーとメンバーのやりとりをチェックし、時間内に正解を出せないと判断したら、作戦タイム中に「リーダーの交代」を提案することができます。
リーダーとメンバーのやり取りにさまざまな特徴があらわれ、リーダシップを学ぶには、うってつけの実習です。
学習項目
リーダーシップ
リーダーの行動はメンバーやチームの課題達成にどのような影響を与えているのか、またメンバーの行動は、リーダーや他のメンバー、チームの課題達成にどのように影響を与えるのかについて体験的に学びます。
リーダーとメンバーそれぞれができることの限られる中、課題に取り組むことで、チームの状況に合わせたリーダーシップの発揮の仕方が大切であることを学びます。
マネジメント
課題・目標の設定、指示、モチベーションなど、マネジメントの諸要素を体感します。リーダーとメンバーは、課題や進め方を共有しながら、協力して取り組むまないと、課題は達成できません。
コミュニケーション
リーダーとメンバーは口頭でしかやりとりできません。お互いの状況を理解しながら、コミュニケーションを取る必要があります。効果的な指示の出し方、指示を受ける際のポイントや姿勢を学びます。
研修後の姿
・リーダーシップは、様々な要素があることを知り、リーダー・マネージャーだけが発揮するものではないことを、体験に学びます。
・リーダー・マネージャーとして、課題達成に向けたマネジメントが効率よくできる。
・メンバーとして、課題に自主的に動き、リーダー・マネージャーをフォローできる。
受講対象
マネージャー、リーダー層。
判断力、リーダーシップを求められる社員。
チームワークが要求される仕事に従事している社員。
1グループにつき、4~6人が適切です。
複数チームで実施すると盛り上がりますが、1チームでも実施は可能です。
所要時間
2時間
※導入や学習のための話し合いの時間などを含めた所要時間です。
こんな方におすすめ
・座学ではなく、体験型・参加型の研修プログラムを探している方
・研修、教育の内製化を検討されている方
・リーダーシップなどのヒューマンスキル研修の導入を見直し、検討されている方
学習効果の高い「ラボラトリー体験学習」に基づき制作されています
- 当教材は、1950年代に米国で生まれた「ラボラトリー体験学習」に則りつくられました。
- 当学習法は、“気づき”の学習と言われ、多く実施されている受講生参加型研修の源です。
- 当学習法のグループワークは、楽しく、誰でもオープンに参加できるものです。
- 当学習法の「ふりかえり」は学びを深めます。当セットにもその教材は付いています。
- 参加者同士の話し合いが必ず行われ、自由に話しあい、学びの幅を広げます。
- ここでの学びを現場活動に置き換え、行動に移していく実践的学習法です。