コミュニケーション・スキルの観点は様々ありますが、「たずねる・質問する」も、難しいスキルの一つでしょう。“コーチング”もマネージャー研修として取り上げられるものですが、ここでは、よりシンプルに「たずね方」を中心に、コミュニケーションのベースを確認します。

実習「気持ちを、たずね・こたえ・観察する」

たずねる役、こたえる役、観察役に分かれ、あるテーマについて対話し、それを観察するワークです。ここでは、“気持ち”に焦点を当て、コミュニケーションを取ります。

講義「自由にコミュニケーションを取るとは？」

自由闊達なコミュニケーションを取る場をつくるのが、ファシリテーターの役割です。そのためのファシリテーターのあり方を解説します。

マネージャーの大きな役割として、仕事の指示・指導があります。ファシリテーターとしては、“共にある”という姿勢が基本です。的確な指示や指導は、もちろん大切ですが、場合によっては、部下と共に考え、指示・指導するという姿勢が求められます。

実習「ミニ・チャイナボード」

指示役、作業役、観察役に分かれ、指示役は指示のみを行い、作業役にパズルを完成させるワークです。指示役は、作業役の様子をよく観ながら、指示･指導することがポイントとなるワークです。

講義「共にある指示･指導とは？」

ファシリテーターは、メンバーの様子を観て、声を掛けることが必要です。マネージャーの指示も全く一緒です。そのスキルについて解説します。

メンバーと“共にある”ことが、ファシリテーターにとって、最も大切なスタンスです。しかし、“共にある”とは、どのようなことなのでしょう。一人ひとりのメンバーに対し、組織の構成員の枠を超えて、一人の人間として向き合い、尊重し、受け入れることです。なかなかできることではありませんが、その一端を感じてみる内容のセッションです。

実習「印象交換」

各メンバーの「思い出の場所」や「影響を与えた人」を聴き、ある言葉に置き換えて、その印象を交換し合うワークです。心も頭もフル動員し傾聴する必要があります。“共にあること”の一端が垣間見れるワークです。

講義「“共にある”とは？」

“共にある”とは、ファシリテーターのあり方の根源的なスタンスです。組織の中で、そのメンバーと共にあるとは、どのようなことなのかを、実感的に、具体的に、解説します。

ファシリテーターの役割の大きな柱の一つが、メンバーの成長を促進することです。その成長の究極の形は、“よい人生＝キャリア”を送るために、成長することです。組織のマネージャーが求める部下の成長とは、組織内の職務的成長と考えている人も多いかも知れません。しかし、ファシリテーターとして、メンバーの成長の促進とは、公私の枠を超え、当人のよき人生のために、キャリアを一緒になって、考える、感じることです。

実習「働くとは」

働く意味や目的は、人それぞれでしょう。当実習は、「何のために働くのか？」について、話し合うワークです。その話し合いから、“キャリア”の意味を考えていきます。

講義「キャリアとは？」

ファシリテーターとして、メンバーの成長を考える際に、“キャリア”の意味合いを広く捉える必要があります。ここでは、キャリアについて、その考え方を整理します。

フィードバックのスキルやスタンスは、マネージャーとして、メンバーの成長をサポートするうえで、欠かせないものです。しかし、どんなフィードバックでも、果たしてその人の成長につながるのでしょうか。ここでは、ファシリテーター的なフィードバックについて体感的に学びます。

実習「7つの問い」

今日の研修で見えた各メンバーの言動を、７つのキャラクターに例えることで、学び合った仲間にフィードバックし、その後、踏み出す一歩(目標)を設定し、自らの一歩を踏み出します。

講義「フィードバックとは？」

フィードバックとは、アドバイスや評価ではありません。相手の言動を“鏡”となって映し返すことです。それがファシリテーター的なフィードバックです。そのポイントを解説します。