ファシリテーターは、「コミュニケーションを活性化する人」
「状況に応じてリーダーシップを発揮する人」です。
いずれの講座も、ヒューマンスキルをレベルアップするために、
どなたにもお勧めできる講座です。
全3講座を受講された方には、
「ファシリテーター講座ヒューマンスキルコース修了証」
を授与します。
コミュニケーション講座:オンライン形式・集合型
ファシリテーター・スキルの基本は、コミュニケーションですが、ファシリテーターのコミュニケーションスキルといっても特別なものはありません。当講座では、ホウレンソウ、プレゼンテーション、打ち合わせ、商談、雑談など様々なコミュニケーションに通底する基本スキルを学びます。それは、自然に自分らしいコミュニケーションができることです。
ファシリテーターの一番の役割は、メンバーが自由にコミュニケーションを取りやすい雰囲気をつくることです。そのためには、ファシリテーター自身がメンバーとコミュニケーションを気持ちよく取れることが必要です。この講座では、そのための基本スキルを学びます。
コミュニケーションが活性化しない要因の一つは、やり取りのない一方的なコミュニケーションの取り方です。自由なコミュニケーションのベースは、相手も自分も、双方が自由に話せ、それを聴き合えることが理想です。
ワークの体験を通して、双方向のコミュニケーションの必要性を体感します。
実習「おや!」
ある人物の挿絵を見て、どのような印象なのかを伝え合います。同じ絵のはずなのに、様々な見方、感じ方があり、コミュニケーションの難しさ、不思議さを実感します。
講義「なぜ双方向のコミュニケーションなのか?」
双方向のコミュニケーションが、なぜ必要なのか、大切なのか、その理由を論理的に、実感的に解説します。
コミュニケーションの基本は、「あいさつ」「笑顔」です。基本的なことですが、ファシリテーターにとっても、一番大切なことです。1対1のコミュニケーションワークを通して、コミュニケーションのベースを確認します。基本的なことですが、意外な気づきが得られると思います。
実習「その人らしいコミュニケーションは?」
提示されるテーマで対話し、それを観察するワークです。コミュニケーションのポイントを意識しながら、対話と観察を行うことで、自然とコミュニケーションのスキルが向上してきます。
講義「必要不可欠なコミュニケーションの基本」
ファシリテーターで必要不可欠なコミュニケーションの基本である「あいさつ」「笑顔」などを実践的に解説します。
チームでのコミュニケーションの特徴は、そのテーマや方向性に対し、各メンバーのスタンスがまちまちであるということです。ファシリテーターとしては、全体を俯瞰する目と各メンバーに目を配る態度の、双方が必要になります。それらを話し合いのワークを通して学ぶセッションです。
実習「家族の食事風景」
「相手の話を聞かない」「お互い違う時間帯に食べる」「神経質に行儀をたしなめる」など、家族の食事風景のイメージの悪いシーンについて話し合うワークを通して、チームのコミュニケーションをどう観察するかを学んでいきます。
※集合型講座の場合は、カード実習「バスは待ってくれない2」となります。
講義「コンテントとプロセス」
ファシリテーターの基本的考え方の1つである“コンテント”と“プロセス”をより実践的なプレスタイムの考え方に基づき解説します。
ミーティングスキル講座:集合型・オンライン形式
ファシリテーターというと、今では、会議の進行役を思い浮かべる方も多いかも知れません。いい会議、いいミーティングとは、全メンバーの合意もしくは納得感があって成り立つものです。それには、単に円滑に結論に導くやり方だけでは難しいでしょう。当講座は、ミーティングの進め方のポイントを習得すると同時に、全メンバーの合意(コンセンサス)を導くためのスキルも学びます。
ある課題をグループで話し合い、明確な対応策を導くミーティングワークを体験します。「課題は何かを共有すること」「状況・条件を定めること」などを、打ち合わせの進め方のポイントを、ワークの体験を通して学んでいきます。
また、その話し合いの生産性を測り、各メンバーの話し合いのやり方、考え方がどうであったかも検証し、効果的な話し合いは、どのようなものかを理解します。
実習「海上遭難」
「太平洋上を航海中のヨットに火災が発生。ヨットは次第に沈みつつある。乗り合わせた人々を救助するのに必要なものは?」グループで話し合い、残された備品の重要度を話し合うワークです。
講義「ミーティングの生産性と進め方のポイント」
よい話し合いのためのポイントを解説します。生産性の高い会議の大切なポイントは、その準備です。それを含め、ミーティング中や締めのポイントも解説します。
話し合いには、Session1のように、課題解決や応策を導くものもありますが、話し合いにより、各メンバーの気づきや課題、アイデアを生み出す目的のものもあります。合意形成(コンセンサス)とは、全メンバーが納得して、ある答えや考え方を生み出すことです。それは、簡単なことではありません。そのコンセンサスを導くためのポイントを、ワーク体験を通して学びます。
実習「講演会の企画」
政治家、僧侶、企業の創業者、画家など10人の候補者からある講演会の講師を話し合いで決めるワークです。正解はありません。メンバーの考え方や講演会の主旨などを話し合い、ある結論を導きます。
講義「コンセンサスを阻むものと促進するもの」
真の意味でのコンセンサスは、生産性とは違うレイヤーの話し合いです。満足感を得られるコンセンサスのポイントを解説します。
リーダーシップ講座:集合型のみ
職場におけるマネージャーも、ファシリテーターであるべきです。仕事の課題をメンバーが力を合わせ解決するよう促進することが彼らの役割だからです。同時に、メンバーの育成も促進しなければなりませんし、自由闊達なコミュニケーションの風土づくりも大切です。そのためには、ファシリテーターとして、リーダーシップをメンバーに発揮させ、自らも発揮することが重要なポイントになります。
※ 「リーダーシップ講座は、実施形態は、集合型のみとなります。
session 1
グループプロセスを観る①
“カードゲームを楽しく行う”
ファシリテーターは、グループの状況を、目に見える「コンテント」と、メンバーの心の内や、メンバー間の雰囲気のような目には明確に映らない「プロセス」に区分けして観察することが基本です。同時に、各メンバーがどのようなリーダーシップを発揮しているかも理解する必要もあります。当セッションでは、ワークの実施グループと、それを観察グループに分かれ、ファシリテーターとしての「観察するスキル」と「リーダーシップの考え方」を学びます。
実習「おもしろ村」
実施グループと観察グループに分かれ、比較的簡単なカードゲームを実施します。実施グループは「楽しく行うこと」をねらいとし、観察グループは、その様子から、どのようなリーダーシップを発揮しているかを観察します。
講義「機能的リーダーシップとは」
リーダーシップを、課題解決機能と、メンバーのモチベーション維持・向上機能に分け、リーダーシップの基本的考え方を解説します。
session 2
グループプロセスを観る②
“緊急時の話し合い”
Session2では実施グループと観察グループが交代し、実施グループは、緊急的な課題の話し合いを実施し、観察グループがその様子を観察します。Session1とは、大分違った様子を観察することになります。
そのギャップを通して、グループメンバーのリーダーシップ、さらに、ファシリテーターとして、必要なリーダーシップを学びます。
実習「消防指令室」
ある町の消防指令室に飛び込んでくる 119 番通報に対し、グループで話し合い、各分隊に対して、グループで決めた「出動命令」を出します。
講義「ファシリテーターとしてのリーダーシップとは」
ファシリテーターもグループの状況に対し、様々なリーダーシップを発揮する必要があります。状況に対応したファシリテーターとしてのリーダーシップを解説します。