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『”ノムさん”のメンタリング日記』第5回

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『”ノムさん”のメンタリング日記』第5回

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プレスタイムに入社して1ヶ月が経過した。

この間、社員の皆様とのメンタリングに加えてメンター養成講座や、メンター制度導入を検討、
或いは興味・関心を持っている企業や団体に向けてのメンター制度説明会などに 参加し、
メンタリングを行う機会に多く恵まれた。

養成講座や説明会に参加されている方々は、各々のお立場で、所属されている組織をより良いものにしたいという気持ちを
持っておられる方々ばかりであり、メンタリングの際にお話を伺っていると今まで自分にはなかった気付きが常にあり、
日々自らがアップデートされている感覚がある。

そんな中、第5回目のメンタリングは、新井さんをメンター役として行った。

入社した際に、プレスタイムでは社員にあだ名をつける風習があると伺い、
どんなあだ名で呼ばれていたかをヒアリングされ、本日記の題名である「ノムさん」に落ち着くと思いきや、
新井さんから出たあだ名が

 

「のむっち」。

 

ちなみに、現在に至るまで社内でこのあだ名で日常的に私を呼んでいる方は、ほぼ新井さんお一人である。
40代以上からすると、「〜っち」という敬称から想起されるのは間違いなく「たまごっち」であろう。
なんでも、新井さんから見た私は(自分で言うのも難だが)かわいらしい感じがする、
とのことで「のむっち」というあだ名が思い浮かんだとのことである。

これは私が持っている自己のイメージでは認知していなかった部分である。
自分でも気付いていなかった自分自身を他者との関わりの中において発見する、という点では、
メンタリングにおける「気付き」に通じるものがあるのかもしれない。

いつものように明るい挨拶を交わし、MtoGオンラインを開き「天気図」を用いての メンタリングをスタートした。
新井さんは普段から非常に穏やかで柔らかい雰囲気をお持ちで、お話し振りもややゆっくりとしており非常に優しい印象を受ける。
こういった雰囲気であれば、たとえ初見であっても、メンティー側としては安心して話ができるのではないだろうか。
実際、一緒にお仕事をしている際にも非常にソフトな感じで接していただいているため、
躊躇せず業務上の不明点などを質問することができ、新入社員である私にとってはとても心強い存在である。

まずは、例によって直近1か月のプライベートについて、メンター役の新井さんから お話を伺う。
ちなみに、選択したのは「晴れ」であった。久々に甥っ子さんと会った際の話題であったが、
その際の雰囲気が伝わるようなほのぼのとしたお話であり、聞いているメンティー役の私もほんのり心が安らぐ感じがした。

私が感じたように、メンティー側が「この人ならば話して大丈夫だ」という安心感や
信頼感を抱けば、ぐっとメンターとの心理的な距離が縮まるのではないだろうか。

続いてメンティー役の私からプライベートについて話をする番となった。
新生活にもようやく慣れてきたこともあり「快晴」をつけた。
というのも、小学校2年生の次男が、 最近になって自分から剣道をやりたいと言い始め、
いとこたちがすでに入っている少年剣道の道場に連れて行って以来、毎日家で竹刀を振って自主練をするほどになり、
親としてはとても嬉しい限りであることをお話した。

 

 

 

 

 

 

剣道の試合に出場しているノムさん。
面を被っていて顔が見えないのが残念ですが、凛々しい・・。

 

 

 

話してみて気付いたが、親としてはどんな 習い事や競技であれ熱心に取り組めるものを見つけてくれればいいという立場で
子供たちに接してきたが、自身が打ち込んでいるものに我が子も一緒に、となるとやはり嬉しさもひとしおである。
メンタリングで話をすることを通じて、家族といった非常な身近な存在に対して自分が抱いている気持ちを感じることができた。

次は仕事についてもメンター役・メンティー役の順番で話をした。新井さんは「晴れ」をつけた。
ここ一か月、繁忙期が近づいていることもあり様々な業務で忙しかったが、見通しがだんだんついてきた、
ということで「曇り」から、現在では「晴れ」になったとのことであった。

今度はメンティー役である私が話す番である。前回は「曇り」をつけていたことを理由とともにお話をして、
今回は様々な業務上の疑問や悩みを職場に皆さんに相談することによって一つ一つ解決することができたのと、
少しずつであるが、自分が担当してのお客様とのやり取りが出てきたこともあり「晴れ」をつけたことを伝えた。
メンターに対し、 正直に自分の今の気持ちを話すことによって、仕事に対する自分が抱いている感情を再確認し、
今後に向けて前進するきっかけを今回も得た気がする。それも、メンターからの自己開示や普段の様子から、
安心、信頼できる人柄や雰囲気をメンティーとして感じるとることができたからこそのことである。

業務にかかわる対話は、主には1on1や、或いはOJTの際に時間をとって、という形になろうかと思うが、
現在の進捗確認や、仕事上での目標の共有などが主目的で、案外その時の「気持ち」や「その時どう感じたか」に焦点を当てて語り合うことは、
自身の経験上でも今までなかったように思う。(例外として、遅々として進まない案件に対する怒りや焦りといった感情の発露などはあるだろうが)

メンタリングでは感情の部分にフォーカスするという点が先に挙げた業務上の対話と の大きな違いであろう。

相互の対話が終わり、MtoGオンライン画面上のナビゲータであるイルカちゃんからの「十分に話せましたか」の
問いかけに「6.十分に話せた」を選択し、メンタリングを終えた頃には、予定していた1時間を15分以上超過していた。

先に挙げた、業務上の、ゴールの設定された所謂ロジカルな対話といった
見えやすく、わかりやすいものとは、メンタリングは一線を画する。

人間が考えたり、何らかの答えを出したりする、それに基づき行動を起こすのも、
根底にある気持ちや感情といったウエットな部分があってこそ、であるという、当たり前のようで見落としがちな点に、
今回のメンタリングを通じて改めて気づいた。

人間の感情、気持ちという、答えのないものへの追究は一朝一夕にいかないが、
これからメンタリングや実習などで対峙する人、一人一人と真摯に向き合って、学んでいきたいと強く思う。

 

~おわり~

(第6回メンタリング日記は来週木曜公開予定!)

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