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『”ノムさん”のメンタリング日記』第7回

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『”ノムさん”のメンタリング日記』第7回

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3月も後半に差し掛かり、プレスタイムに入ってもうすぐ2ヶ月が経過しようとしている。
この日記も第7回を迎えることになるが、講座等でお会いしたお客様から「メンタリング日記読んでいます」
というお声を頂戴することもあり、うれしい限りである。

 

さて、この間メンタリングだけではなく、”チームビルディング”や”コミュニケーション”が
キーワードのプログラムに参加をしてきた。
これらのワードは世の中でもよく使われるもので、自分でも何となく口にすることも多く、
定義や意味について深く考える機会がなかった。

そういえば、

 

「キャリア」

 

という言葉もその一つである。

今回の日記では、メンタリングを通じた「キャリア」についての新たな気づきをお伝えしたいと思う。

 

7回目のメンタリングは、梶原さんをメンター役として実施した。
梶原さんは弊社の役員であり、各種講座のファシリテーターに加え教材開発にも携わっている。
この2か月弱、梶原さん担当の「プロメンタリング講座(プロのメンターの養成を目的とした講座。
7月開催分より「認定メンター資格講座」)や、「フライングカー・コーポレーションのライセンス講座」、また
梶原さんの作成したテキストを通じて気づきや学びを得てきた私にとっては「師」というイメージも強い。

いつものように、MtoGオンラインの画面を開き、明るい挨拶を交わす。
梶原さんの声はとてもよく通る。講座の際の第一声の挨拶も、「これから始まるぞ」という気持ちに切り替わる、
いわば嚆矢のようなイメージを私は抱いている。

 

 ノムさんは本日元気に出張へ🚅🚅🚅🚅🚅

 

7回目のメンタリングでは、天気図を用いたメンタリングではあるものの、従前とは 若干異なる。
仕事・プライベートで分けずに直近1か月について、自身にシッカリと向き合ってメンター・メンティーで自由に話し合う。

私はここ一か月の大きな出来事であった、昨年、大往生を遂げた祖父母(夫婦で大正生まれであった)の納骨が終わり、
一区切りがついたことをメインに話をし、天気図では快晴をつけた。

梶原さんも、こういった弔事に関するご自身のご経験やご家族に関することのお話しをされていた。
この手の話題はプライベートの中でも比較的センシティブな話題であり、
相手に話してもよいという安心感や信頼感がないと話しづらい面があるように思える。
メンタリングにおいて、なんでも自由に話すことができる環境を作るためには、お互いに相手対して
真摯に向き合い、関心を持っていることを示すことが大切であると改めて認識した。

 

今回のメンタリングでは仕事とプライベートと分けずに自由にお互い話すということであるが、
なぜそういった流れになっているのかふと疑問に思った。
梶原さんは、ここ1か月のご自身のお話を交えつつ、
気持ちの上で仕事とプライベートと明確に分けられるわけではないと仰っていた。
私のイメージでは、仕事とプライベートをまるで紐や縄を綯うように合わせた、「綯い交ぜ(ないまぜ)」という言葉が浮かぶ。

 

この後、自身のキャリアについて話すパートになる。
メンタリングにおいて、この「キャリア」というのも大きなテーマの一つである。

 

今まで、自分の中でのキャリアのイメージは、「主に職業の資格やスキル、実績等」である。

そういえば、学校教育においてここ10年ほど行われているキャリア教育では、職業の資格やスキルがベースとなっている場合が
多いように見受けられる。例として、高校における文系理系を分ける、文理選択の際に、職業調べをして、
自分の将来就きたい職業に就くために逆算してどちらに進むか選ぶ、などはその範疇であろう。
私自身、20年近く学校教育に関わる仕事をしてきたため、そのイメージをいだいていた。

 

メンタリングにおけるキャリアとは、それだけではなく、その人の人生そのものを示す場合もある。

 

このメンタリングを受ける少し前に、梶原さんがご担当されている「プロメンタリング講座」で、
自らのキャリアを振り返る、というセッションがあった。

「主に職業の資格やスキル、実績等」のキャリアについては、プレスタイムへの入社に際して職務経歴書などの書類作成を通じて振り返りを行っていたが、

さすがに、その時々に何を考え、どんな気持であったか、など自分の人生そのものには思いが至っていなかった。

 

今回のメンタリングでもこの、

 

「人生としてのキャリア」

 

の話を梶原さんから伺うこととなる。

「人生としてのキャリア」とは、職務経歴や実績、取得した資格やスキルに関わることだけではなく、自身の業務外での活動など、
プライベートな部分までを含めた考え方であることが改めて理解できた。

まさに先ほどの「綯い交ぜ」という言葉が思い浮かぶ。

また、キャリアの振り返りは、その時、自分自身が何を考え、感じたか、という気持ちの部分も含まれる。

自身の持つ今までの「キャリア」という言葉のイメージがガラッと変わる感覚を抱いた。

メンタリングの後に「プロメンタリング講座」講義集の、キャリアについての一文を読み返すと、
メンタリングを通じて、過去・現在・未来に区分して、自身を振り返り、シッカリと向き合うことがポイントとして記されている。
今回のメンタリングを通じて、 自分の中でも「人生としてのキャリア」のイメージが腑に落ちたように思える。

 

入社から2か月ほどの間に、メンタリングを通じて、自身の人生に関わるたくさんの新たな気づき、
学びを得るとともに、その奥深さを改めて実感している。

 

~おわり~

(最終回の「メンタリング日記」は、とうとう社長とメンタリングです!
新人研修が少し落ち着いてから、じっくりメンタリングしていただきますので、
5月までしばらく更新をお待ちくださいませ・・)

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『”ノムさん”のメンタリング日記』第6回

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『”ノムさん”のメンタリング日記』第6回

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プレスタイムに入社して早いものでひと月と半。巷では卒業や進級を目前に、新年度からの新生活に心を躍らせる季節である。
この時期、弊社では全国津々浦々の企業様、団体様からご依頼をいただいた新入社員研修の準備に精を出しているが、
テキストを挟むルーパーファイルを見ていると、自身の新社会人だった時の感覚が甦るようである。

特に4月から新社会人となる方々は、希望と若干の緊張の入り混じった、
ふわふわとした不思議な感覚を感じておられるのではないだろうか。
皆さんがこれから所属する職場で、そこにいるメンバーをはじめ、
関わる様々な人々と良い人間関係を築かれることを願ってやまない。

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今回でメンタリングも6回目となる。
今回はプレスタイムでこの時期、おそらく最も多くの新入社員研修の運営やファシリテーター
(特に、弊社の看板プログラムとも言える、フライング・カーコーポレーションなど)を務めている下舞さんを
メンター役として実施した。

下舞さんは社内で私と年代が最も近いメンバーである。
特にこの時期はファシリテーターとして、また営業担当としてお客様とのやりとりで大忙しであるが、
この仕事を心から楽しんでいる様子が強く感じられ、プレスタイム全体のポジティブな雰囲気を体現しているとも言えよう。

いつものようにMtoGオンラインを開き、まずは明るい挨拶からメンタリングをスタートした。
いつもお客様に寄り添って、一緒に楽しく伴走しながら仕事に取り組んでいる様子を見ていたので、
下舞さんとお話をするのを非常に楽しみであった。

メンター、メンティーともにいえることであるが、お互いに「この人と話したい」「話を聞いてもらいたい」
という気持ちになるには、メンタリングの時だけではなく、職場における普段の行動や言動も大切だな、と改めて気づく。
たとえ両者の職場が物理的に離れていても、同じ社内であれば普段の様子は人づてなど、何らかの形で伝わることも多いだろう。

早速メンター役の下舞さんからプライベートについて、メンタリング天気図を用いて 最近一か月のお話を伺う。

下舞さんは3人のお子さんのお父さんでもある。実は我が家の子どもたちと比較的年代も近い。
ちなみに下舞さんのつけた天気図は「晴れ」であった。休日にご家族と過ごしているご様子をうかがう中で、
特にお子さんについてのお話の時には普段にも増して柔和な表情で、普段の優しいお父さんぶりがにじみ出るようであった。

このように、お互いの プライベートの様子がわかると共通の話題が見つかり、
より相手との心の距離が近くなったり、信頼感や安心感が増したりすることも多いだろう。

メンタリングにおいて、「自己開示」というキーワードがよく出てくる。
何やら敷居の高い、難しい印象を持たれる場合が少なからずあるが、まずはこのように肩肘張らずに
お話をしていただければよいのではないだろうか。

 

本日のノムさんはFCCのモデル機作り。
接着剤に悪戦苦闘している様子がおもしろかったです。

 

 

 

 

 

 

 

今度はメンティー役の私が話す順番である。
私はプライベートについて「曇り」をつけた。剣道と並行して体力の維持と向上を目的として、
週3回ウエイトトレーニングを行っているが、ベンチプレスの挙上重量がここ最近160キロ前後でプラトー(停滞期)
に入っておりなかなか気分が晴れない、というお話をしたところ、下舞さんも学生時代陸上 競技をやっていて、ウエイトトレーニングのご経験があるとのことであった。

同好の士を除き、家族や親戚内ですらこの手の話は興味を持って聞いてももらえた経験がなかった。
大概の人はウエイトトレーニングにおける「BIG3(ベンチプレス・スクワット・デッドリフト)」の話あたりで
かなり引き気味になるが、下舞さんの傾聴の姿勢に 安心してお話をすることができた。

メンタリングにおけるポイントとして、「話の内容を制限しないこと」というのがある。

そうは言っても、もし相手から興味・関心がなさそうだな、という様子を感じ取ったら、
話す側も「あまり話したくないな」と自分でブレーキをかけてしまうだろう。
相手のことを「知りたい・理解したい」という姿勢をシッカリと示すことの重要性を今回のメンタリングで改めて認識した。

続いて、メンター役の下舞さんから、仕事について最近1か月の様子をメンタリング天気図とともに伺う。

下舞さんは「晴れ」を選択した。
4月の繁忙期を目前に控え、お客様との打ち合わせや研修の準備、また器材やテキストの手配などであわただしい中でも、
常に前向きな姿勢をお話からひしひしと感じ、大変刺激になった。
また、今後の仕事の進め方やお客様とのやり取りについてなど、業務上のことについても忌憚なく質問することができたのもよかった。

先ほどのプライベートにおける、やや話す相手を選ぶ話の内容であっても、シッカリと傾聴の姿勢を示していただいたことで、仕事の話もとてもしやすくなった。

次に私ここ1か月の仕事についてお話をした。
入社以来、親しみを持って接していただいているのに加え、メンバー人ひとりとのメンタリングを通じて、より様々な相談がしやすくなり、
今後の仕事における自らのあり様について、見通しがつきつつあるため、天気図に「晴れ」をつけたことを伝えた。
(今後の自らの成長の余地を残す意味で「快晴」ではなく、あえて少々雲のある「晴れ」を選んだ)

職場でも「こんなことを質問したら相手にどう思われるだろう」とか、「いまさら恥ずかしくて聞けない」などという遠慮があることで、
かえって情報の共有や共通した理解に齟齬が生じて業務に支障をきたし、ひいては顧客に迷惑をかけることもあるかもしれない。
メンタリングを通じて、どんなことでも話ができる環境を作ることが職場の生産性を上げ、世の中により良いサービスを提供することにつながる、
というのも決して大げさではないだろう。

より良い職場づくりの一助となれるように日々精進したいものである。

 

~おわり~

(第7回メンタリング日記は来週木曜公開予定!)

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『”ノムさん”のメンタリング日記』第5回

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『”ノムさん”のメンタリング日記』第5回

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プレスタイムに入社して1ヶ月が経過した。

この間、社員の皆様とのメンタリングに加えてメンター養成講座や、メンター制度導入を検討、
或いは興味・関心を持っている企業や団体に向けてのメンター制度説明会などに 参加し、
メンタリングを行う機会に多く恵まれた。

養成講座や説明会に参加されている方々は、各々のお立場で、所属されている組織をより良いものにしたいという気持ちを
持っておられる方々ばかりであり、メンタリングの際にお話を伺っていると今まで自分にはなかった気付きが常にあり、
日々自らがアップデートされている感覚がある。

そんな中、第5回目のメンタリングは、新井さんをメンター役として行った。

入社した際に、プレスタイムでは社員にあだ名をつける風習があると伺い、
どんなあだ名で呼ばれていたかをヒアリングされ、本日記の題名である「ノムさん」に落ち着くと思いきや、
新井さんから出たあだ名が

 

「のむっち」。

 

ちなみに、現在に至るまで社内でこのあだ名で日常的に私を呼んでいる方は、ほぼ新井さんお一人である。
40代以上からすると、「〜っち」という敬称から想起されるのは間違いなく「たまごっち」であろう。
なんでも、新井さんから見た私は(自分で言うのも難だが)かわいらしい感じがする、
とのことで「のむっち」というあだ名が思い浮かんだとのことである。

これは私が持っている自己のイメージでは認知していなかった部分である。
自分でも気付いていなかった自分自身を他者との関わりの中において発見する、という点では、
メンタリングにおける「気付き」に通じるものがあるのかもしれない。

いつものように明るい挨拶を交わし、MtoGオンラインを開き「天気図」を用いての メンタリングをスタートした。
新井さんは普段から非常に穏やかで柔らかい雰囲気をお持ちで、お話し振りもややゆっくりとしており非常に優しい印象を受ける。
こういった雰囲気であれば、たとえ初見であっても、メンティー側としては安心して話ができるのではないだろうか。
実際、一緒にお仕事をしている際にも非常にソフトな感じで接していただいているため、
躊躇せず業務上の不明点などを質問することができ、新入社員である私にとってはとても心強い存在である。

まずは、例によって直近1か月のプライベートについて、メンター役の新井さんから お話を伺う。
ちなみに、選択したのは「晴れ」であった。久々に甥っ子さんと会った際の話題であったが、
その際の雰囲気が伝わるようなほのぼのとしたお話であり、聞いているメンティー役の私もほんのり心が安らぐ感じがした。

私が感じたように、メンティー側が「この人ならば話して大丈夫だ」という安心感や
信頼感を抱けば、ぐっとメンターとの心理的な距離が縮まるのではないだろうか。

続いてメンティー役の私からプライベートについて話をする番となった。
新生活にもようやく慣れてきたこともあり「快晴」をつけた。
というのも、小学校2年生の次男が、 最近になって自分から剣道をやりたいと言い始め、
いとこたちがすでに入っている少年剣道の道場に連れて行って以来、毎日家で竹刀を振って自主練をするほどになり、
親としてはとても嬉しい限りであることをお話した。

 

 

 

 

 

 

剣道の試合に出場しているノムさん。
面を被っていて顔が見えないのが残念ですが、凛々しい・・。

 

 

 

話してみて気付いたが、親としてはどんな 習い事や競技であれ熱心に取り組めるものを見つけてくれればいいという立場で
子供たちに接してきたが、自身が打ち込んでいるものに我が子も一緒に、となるとやはり嬉しさもひとしおである。
メンタリングで話をすることを通じて、家族といった非常な身近な存在に対して自分が抱いている気持ちを感じることができた。

次は仕事についてもメンター役・メンティー役の順番で話をした。新井さんは「晴れ」をつけた。
ここ一か月、繁忙期が近づいていることもあり様々な業務で忙しかったが、見通しがだんだんついてきた、
ということで「曇り」から、現在では「晴れ」になったとのことであった。

今度はメンティー役である私が話す番である。前回は「曇り」をつけていたことを理由とともにお話をして、
今回は様々な業務上の疑問や悩みを職場に皆さんに相談することによって一つ一つ解決することができたのと、
少しずつであるが、自分が担当してのお客様とのやり取りが出てきたこともあり「晴れ」をつけたことを伝えた。
メンターに対し、 正直に自分の今の気持ちを話すことによって、仕事に対する自分が抱いている感情を再確認し、
今後に向けて前進するきっかけを今回も得た気がする。それも、メンターからの自己開示や普段の様子から、
安心、信頼できる人柄や雰囲気をメンティーとして感じるとることができたからこそのことである。

業務にかかわる対話は、主には1on1や、或いはOJTの際に時間をとって、という形になろうかと思うが、
現在の進捗確認や、仕事上での目標の共有などが主目的で、案外その時の「気持ち」や「その時どう感じたか」に焦点を当てて語り合うことは、
自身の経験上でも今までなかったように思う。(例外として、遅々として進まない案件に対する怒りや焦りといった感情の発露などはあるだろうが)

メンタリングでは感情の部分にフォーカスするという点が先に挙げた業務上の対話と の大きな違いであろう。

相互の対話が終わり、MtoGオンライン画面上のナビゲータであるイルカちゃんからの「十分に話せましたか」の
問いかけに「6.十分に話せた」を選択し、メンタリングを終えた頃には、予定していた1時間を15分以上超過していた。

先に挙げた、業務上の、ゴールの設定された所謂ロジカルな対話といった
見えやすく、わかりやすいものとは、メンタリングは一線を画する。

人間が考えたり、何らかの答えを出したりする、それに基づき行動を起こすのも、
根底にある気持ちや感情といったウエットな部分があってこそ、であるという、当たり前のようで見落としがちな点に、
今回のメンタリングを通じて改めて気づいた。

人間の感情、気持ちという、答えのないものへの追究は一朝一夕にいかないが、
これからメンタリングや実習などで対峙する人、一人一人と真摯に向き合って、学んでいきたいと強く思う。

 

~おわり~

(第6回メンタリング日記は来週木曜公開予定!)

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『”ノムさん”のメンタリング日記』第4回

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『”ノムさん”のメンタリング日記』第4回

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42歳の新入社員となってもうすぐ20日が経とうとしている。

プレスタイムに入職する前日まで、前職にて2年間単身赴任で仙台に居住しており、
職場まで徒歩で通勤いていたのが一変し、毎朝満員の電車での勤務となった。
久方ぶりの 都心部での勤務に電車の乗り方も忘れかけているような有様であったが、ようやく慣れ始めた今日この頃である。

今回、4回目のメンタリングとなる。
メンター役である古賀さんは、総務を担当している関係上、入社前の手続き関係で、
メール等で頻繁にやり取りをしていたが、入社後も引き続き不慣れな私への様々な面でのサポートに、感謝しきりである。

先ず、いつものようにMtoGオンラインを起動し、メンタリング天気図を用いて
メンター役・メンティー役の順にお互いの近況を話す。

ちなみに、私は「晴れ」をつけた。

この週末、千葉県社会人剣道大会に所属している道場から中堅(5人制の団体で3番目)で
出場予定につき比較的良好なコンディションであり、メンタリングの際にもその話が中心となった。
古賀さんはじめ、ここ数日社員の皆様から業務には全く関係ないにも関わらず試合前に応援のお言葉を頂戴している。

私という人間そのものを、気にかけていただいているのは、新入社員である自分にとってはとてもありがたいことである。
メンタリングを通じた相互の理解や、日々の何気ない声掛け、「あなたに興味・関心を持っていますよ」というサインが、
新しい職場に身を投じた際に誰しもが感じる緊張感を解くのに非常に有効であるのを実感している。

続いて、仕事、職場編であるが、まずメンター役の古賀さんから直近1か月の業務についてお話を伺う。
諸々の手続きや、パブリックな書類の作成といった大変神経を使われるであろう業務に
ようやく見通しがついたため、「曇り」から「晴れ」になったとのことであった。

直近1か月ということで、私の入社に係る準備も含まれていたと推察されるが、
入社前から入社に向けての手続きについて丁寧なメールを幾度もいただいた。
今だから言えるが、入社を決断したのちに自分の本当にやりたかった仕事に就ける、であろう期待感の中に、
やはり40歳を過ぎてからのチャレンジということで一抹の不安感が無いわけでもなかった。
そんな中、古賀さんとの入社に向けてのやりとりを通じてその気持ちは全く払拭された。
メンタリングの際に担当している業務に関するお話を改めて伺い、感謝しきりである。

 

 

 

 

朝礼後のノムさんと古賀さん。
朝ごはんの話をしていました。

 

職場内で業務上の話などを1対1の対話で行うとなると、一般的にはOJTや1on1などがあげられるが、
メンタリングではメンターとメンティー間で、お互いのエモーショナルな部分に焦点を当て、
理解を深める、という面で大きく異なると感じる。
メンタリングを通じて相手の感情の部分の理解が進んだことにより、今まで以上に業務上の相談がしやすくなったように思える。

実は私は今回のメンタリングで、天気図に初めて「曇り」を付けた。
今まで入社して間もなかったこともあり、内省をする間もなかったのと、
やりたかった仕事に就けたという高揚感もあり基本的に「晴れ」をつけていたが、
入社後20日が経過するにあたり、どのように業務を進めていけばよいか悩むことも少しずつ出てきたためである。

今までの自分であれば、職場内で周りにある種の「弱み」を見せたくない気持ちが先に立ち、
強がって「晴れ」や「快晴」をつけ続けていただろう。
プレスタイムに入社し、メンタリングを行ったことで、悩みや困っていることを正直に周りに伝える術を得た気がする。
今回、メンター役に素直な気持ちを話すことで、自分の感情も整理がつき新たなをきることができた。

 

この日記をご覧になられている皆さんも、職場で業務上などの悩みや、
焦燥感を抱えていても周りにそれをなかなか伝えられない、などというご経験がおありではないだろうか。
そんな時に、素直な気持ちを信頼できる人に打ち明けられる環境があればずいぶんと楽に生きていけるのでは、と思う。

また、特に入ったばかりの職場で、メンバーから常日頃から自分に興味・関心をもってもらっていたり、
尊重されていると感じていたりすれば、なおのこと心を開いて自分のことを話してみよう、
知ってもらおうという気持ちにもなるだろう。

 

そういった職場の環境を作るのがまさにメンタリングやメンター制度の重要な目的の
一つであり、世の中にもっと広げていきたいと強く思う今日この頃である。

 

~おわり~

(第5回メンタリング日記は来週木曜公開予定!)

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