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【3月】「クセ」ってなんだろう(山川) 

今回は私が15年以上続けてきた麻雀のお話をしながら、「クセ」について語りたいと思います。

麻雀をやっていると、様々な人の「クセ」を発見することがよくあります。

・手が震えている人。
・発声が大きい人、または小さい人。
・牌を強く叩きつける(強打)する人。
・眉間にシワが寄る人。

些細なことを挙げればキリがないのですが、麻雀中の「クセ」の種類は非常に多いです。
そしてそれらは、自身が置かれている状況によって、出たり出なかったりします。

しかし麻雀で勝つためには、上記のようなクセが露呈しない方が有利と言われています。
麻雀は簡単に言うと、トランプのババ抜きのように、
基本的に相手の手の内は見えない状況で、勝ち負けを争う競技です。
もし「クセ」による自分の思考や行動パターンを相手に読まれてしまうと、不利な展開を強いられることになります。

しかし私は、

「クセは悪いものだ!」

とは思っていません。

たしかに麻雀のような勝負事においては、不利になる要因になるかもしれません。
ただ、いかに麻雀のトッププロでも、「クセ」が全く出ない人はいません。
大小問わず、どんな人でも少なからず「クセ」は出てしまうのです。
(私も極力「クセ」は出ないようにしていますが、よく一緒に麻雀を打っている仲間からは、
いくつかの「クセ」を見破られているような気がします。)

 

 プロとしても日々奮闘中です!

 

ついつい「クセ」が出てしまうということは、
どんなに隠したい気持ちや思いがあっても、
それが「行動」として表れてしまう、ということでしょう。
いわば避けることのできない、もともと人間に備わっている「本能的な表現」ではないかと考えます。

・悩んでいるときに頭を掻く人
・疲れているときにため息が出る人
・忙しいときに独り言が出る人
・不安を感じたときに腕を組む人
・恥ずかしいときに下を向く人

色々な人がいます。

プレスタイムでは、仲良くなったり人間関係を育んだりする上で、
「お互いのことを知る」ということは、大切な要素の一つであるとお伝えしています。

上述の通り、「クセ」はその人が発している本能的な表現と仮定してみます。
そうすると、それはきっと「相手のことを知る」ための「きっかけ」となりえるでしょう。

また「クセ」は自分ではなかなか気づかないものです。

もし自分の「クセ」をフィードバックしてもらう機会があれば、
それは「より自分のことを知る(自己理解)」ことにも繋がるでしょう。

「クセ」。

なかなか探究しがいのあるテーマです。

 

~最後までお読みいただき、ありがとうございました。~