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ノムさんのコラム_Try!コミュニケーション【第9回 「報告する」】

「報告」と聞くと、職場、特に上司に求められる「仕事の進捗報告」であったり、
ちょっとやらかした時の「事故や被害の報告」などなど

「なんかいやだなあ・・・・」とか「重たいなあ・・・」

という、どちらかというと面倒なイメージを抱いている方も少なくないと思います。

では、報告に「近況」とつくとどうでしょうか。

少し前、出張で名古屋方面に行く機会があったのですが、
仕事終えあとは東京に帰るのみで新幹線駅に向かっている途中で、
ふと以前勤めていた職場でお世話になっていた元上司、Kさんのお住まいの近所であることを思い出しました。

年賀状のやり取りは続けていましたが実に10数年ぶりであります。
お電話を申し上げると拍子抜けするほどかつてのままの調子で

「おう、今から家出るから〇〇駅の中の喫茶店で会おう。」

私は20代から30代前半に10年ほど教育系の出版社に勤めていたのですが、
当時流行っていた第二新卒で入社して早々、関西のとある縁も所縁もない土地に
駐在として赴任した際に、直属の上司であったのがKさんです。
Kさんは時代小説や城郭に造詣が深く、何よりお酒とお喋りが大好きな方でして、
まだ若輩者だった私に親身になって接してくださった恩人でもあります。

Kさんはすでに5年前にご定年後の再雇用の期間も終えられて、
バードウォッチングなどをしながら悠々自適の毎日であるとのこと。

私も元の職場を退職してから予備校勤務を経て現職ではファシリテーターとして
さまざまな研修や講座で登壇させていただいたり、会社HPでコラムの連載を
したりしていること(もちろん、本コラムを見せながら笑)、現在2児の父親であることなどなど・・・。

お互いに10数年前から、今に至るまでの近況を「報告」をし合いました。

気づけば優に2時間以上が過ぎ、名残惜しい限りでありますが新幹線の時間が迫ってまいりました。

「今日はありがとう。いろいろ話せてよかった。また会おう!」

私は40代半ば、Kさんは70代半ばになりましたが、
かつて一緒に働いていた時と変わらないあたたかな雰囲気の「近況報告」でした。

そういえば、「報告」ということば。

「報」は知らせる、「告」はつげる、という意味がありますが、
「報」にはもう一つ、「報(むく)いる」という意味もあります。

元職場を退職する時、本来でしたら直接お会いして今までの御礼を申し上げなければならないところ、
既にKさんがすでに異動されていたのと私自身、転居を伴う転職であったこともあり、
引継ぎのあわただしさも相俟って、しっかりとご挨拶もできず今に至っていたのがずっと心に引っかかっていました。

少しはお世話になった方へ「報いる」ことができたのかな、としみじみと感じた「近況報告」のひと時でした。

 

~最後までお読みいただき、ありがとうございました~

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