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【10月】公開講座で受講生同士の絆が深まる!  ~ファシリテーターとして心がける「有意義な場」の提供~(講師:新井)

先月、とある県の依頼で、福祉業界向けメンター研修の公開講座ファシリテーターを担当しました。
3時間の講座後、受講生の皆さんは、名残惜しそうに連絡先を交換し合い、半年後のフォロー研修での再会を約束されていました。

講座を終えて、改めて「ファシリテーター」の役割について深く考える機会となりました。
私は、「ファシリテーター」とは、「チームのコミュニケーションを活性化し、チーム活動を通して、
チームの一体感メンバーの成長をもたらす人」であると考えます。

そして、チームとしての課題達成だけでなく、メンバーにとって有意義な場」を提供することが、
ファシリテーターの重要な役割だと考えていますプレスタイムにおける定義)

「有意義な場」とは、具体的には以下のような要素を持つ場だと考えています。

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■チームとしての満足感を得られる場: 達成感、一体感、参加感などを感じられる
■個人として何かを得られる場: 学び、気づき、癒し、楽しさなどを感じられる
■仲間づくりのできる場: 相談できる人、尊敬できる人、楽しめる人などと出会える

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今回の公開講座では、参加者それぞれに、これらの要素を含む「有意義な場」を提供できたのではないかと感じています。
講座後、皆さんが立ち去りがたそうにされていたり、連絡先を交換されていた様子からも、そのように感じています。

ファシリテーターの方々は、それぞれ独自の研修進行スタイルをお持ちだと思いますが、
ここでは、私が研修のねらいとは別に、普段から意識していることを2点ご紹介します。

1.笑顔で進行し、参加者個々人がリラックスできる自由な雰囲気を作る
2.参加者が相互に楽しく自己開示できるようなワークセッションを構成する

【実施した講座のセッション構成】

メンター制度/メンタリングスキルの解説
コミュニケーションの基本スキルワーク
模擬メンタリングワーク

参加者は初対面同士のため、講座の前半は緊張感が漂っていました。
しかし、セッション2のコミュニケーションワークでは、皆さんリラックスした様子で、
笑顔や笑い声が溢れ互いにコミュニケーションを楽しんでいました。
ワークを通して自己紹介や自己開示を行い、互いの人となりを知ることで、
参加者同士の親近感が高まったのだと感じています。

結果的に、受講生の皆さんが打ち解け、講座を通して絆を深められたことは、私にとっても大きな喜びです。
今後も、ファシリテーターとして、今回のような「有意義な場」を提供できるよう尽力してまいります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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わたし、新井のお気に入りのプログラムは「不可解な絵」です。

「絵だけの情報カード」なので、若手・中堅・管理職関係なく楽しく参加出来、
日ごろ見失いがち・見落としがちな細部の情報の大切さに気が付けます!

 

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