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『”ノムさん”のメンタリング日記』第6回
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プレスタイムに入社して早いものでひと月と半。巷では卒業や進級を目前に、新年度からの新生活に心を躍らせる季節である。
この時期、弊社では全国津々浦々の企業様、団体様からご依頼をいただいた新入社員研修の準備に精を出しているが、
テキストを挟むルーパーファイルを見ていると、自身の新社会人だった時の感覚が甦るようである。
特に4月から新社会人となる方々は、希望と若干の緊張の入り混じった、
ふわふわとした不思議な感覚を感じておられるのではないだろうか。
皆さんがこれから所属する職場で、そこにいるメンバーをはじめ、
関わる様々な人々と良い人間関係を築かれることを願ってやまない。
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今回でメンタリングも6回目となる。
今回はプレスタイムでこの時期、おそらく最も多くの新入社員研修の運営やファシリテーター
(特に、弊社の看板プログラムとも言える、フライング・カーコーポレーションなど)を務めている下舞さんを
メンター役として実施した。
下舞さんは社内で私と年代が最も近いメンバーである。
特にこの時期はファシリテーターとして、また営業担当としてお客様とのやりとりで大忙しであるが、
この仕事を心から楽しんでいる様子が強く感じられ、プレスタイム全体のポジティブな雰囲気を体現しているとも言えよう。
いつものようにMtoGオンラインを開き、まずは明るい挨拶からメンタリングをスタートした。
いつもお客様に寄り添って、一緒に楽しく伴走しながら仕事に取り組んでいる様子を見ていたので、
下舞さんとお話をするのを非常に楽しみであった。
メンター、メンティーともにいえることであるが、お互いに「この人と話したい」「話を聞いてもらいたい」
という気持ちになるには、メンタリングの時だけではなく、職場における普段の行動や言動も大切だな、と改めて気づく。
たとえ両者の職場が物理的に離れていても、同じ社内であれば普段の様子は人づてなど、何らかの形で伝わることも多いだろう。
早速メンター役の下舞さんからプライベートについて、メンタリング天気図を用いて 最近一か月のお話を伺う。
下舞さんは3人のお子さんのお父さんでもある。実は我が家の子どもたちと比較的年代も近い。
ちなみに下舞さんのつけた天気図は「晴れ」であった。休日にご家族と過ごしているご様子をうかがう中で、
特にお子さんについてのお話の時には普段にも増して柔和な表情で、普段の優しいお父さんぶりがにじみ出るようであった。
このように、お互いの プライベートの様子がわかると共通の話題が見つかり、
より相手との心の距離が近くなったり、信頼感や安心感が増したりすることも多いだろう。
メンタリングにおいて、「自己開示」というキーワードがよく出てくる。
何やら敷居の高い、難しい印象を持たれる場合が少なからずあるが、まずはこのように肩肘張らずに
お話をしていただければよいのではないだろうか。
本日のノムさんはFCCのモデル機作り。
接着剤に悪戦苦闘している様子がおもしろかったです。
今度はメンティー役の私が話す順番である。
私はプライベートについて「曇り」をつけた。剣道と並行して体力の維持と向上を目的として、
週3回ウエイトトレーニングを行っているが、ベンチプレスの挙上重量がここ最近160キロ前後でプラトー(停滞期)
に入っておりなかなか気分が晴れない、というお話をしたところ、下舞さんも学生時代陸上 競技をやっていて、ウエイトトレーニングのご経験があるとのことであった。
同好の士を除き、家族や親戚内ですらこの手の話は興味を持って聞いてももらえた経験がなかった。
大概の人はウエイトトレーニングにおける「BIG3(ベンチプレス・スクワット・デッドリフト)」の話あたりで
かなり引き気味になるが、下舞さんの傾聴の姿勢に 安心してお話をすることができた。
メンタリングにおけるポイントとして、「話の内容を制限しないこと」というのがある。
そうは言っても、もし相手から興味・関心がなさそうだな、という様子を感じ取ったら、
話す側も「あまり話したくないな」と自分でブレーキをかけてしまうだろう。
相手のことを「知りたい・理解したい」という姿勢をシッカリと示すことの重要性を今回のメンタリングで改めて認識した。
続いて、メンター役の下舞さんから、仕事について最近1か月の様子をメンタリング天気図とともに伺う。
下舞さんは「晴れ」を選択した。
4月の繁忙期を目前に控え、お客様との打ち合わせや研修の準備、また器材やテキストの手配などであわただしい中でも、
常に前向きな姿勢をお話からひしひしと感じ、大変刺激になった。
また、今後の仕事の進め方やお客様とのやり取りについてなど、業務上のことについても忌憚なく質問することができたのもよかった。
先ほどのプライベートにおける、やや話す相手を選ぶ話の内容であっても、シッカリと傾聴の姿勢を示していただいたことで、仕事の話もとてもしやすくなった。
次に私ここ1か月の仕事についてお話をした。
入社以来、親しみを持って接していただいているのに加え、メンバー人ひとりとのメンタリングを通じて、より様々な相談がしやすくなり、
今後の仕事における自らのあり様について、見通しがつきつつあるため、天気図に「晴れ」をつけたことを伝えた。
(今後の自らの成長の余地を残す意味で「快晴」ではなく、あえて少々雲のある「晴れ」を選んだ)
職場でも「こんなことを質問したら相手にどう思われるだろう」とか、「いまさら恥ずかしくて聞けない」などという遠慮があることで、
かえって情報の共有や共通した理解に齟齬が生じて業務に支障をきたし、ひいては顧客に迷惑をかけることもあるかもしれない。
メンタリングを通じて、どんなことでも話ができる環境を作ることが職場の生産性を上げ、世の中により良いサービスを提供することにつながる、
というのも決して大げさではないだろう。
より良い職場づくりの一助となれるように日々精進したいものである。
~おわり~
(第7回メンタリング日記は来週木曜公開予定!)
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