「ミッション」、と聞いて「使命」とか「役割」といった意味が浮かぶ方も多いと思いますが、今回は車の話です。
数年前、家の車の買い替えの時に、なじみの車屋さんで1台だけミッション(MT)車がありました。
初年度登録平成10年代の軽貨物車の外装を、水色のワーゲンバス仕様に改造したノスタルジックな外観も相俟って、
MT車にいつか乗りたいなあ、と思っていた私は“一目惚れ”です。
家内の運転免許がオートマ(AT)限定であったこともあり相当迷いましたが、
今後の運転をすべて引き受ける条件で購入して以来、年式もそれなりに古いにもかかわらずよく走ってくれています。
ちなみに、パワーステアリングやターボはおろか、パワーウィンドウもついていないため、
ドアのハンドルをくるくると回して窓を開けており、家族にはすこぶる不評です。
ノムさんの愛車、かわいいです!
車内もレトロな空気感満載です
今まで、業務等で車を使用することも多く、運転は比較的好きな方ではあったのですが、
家の車をMTにしてからといいうもの、ドライブがとても楽しくなりました。
そもそも、なぜMT車が面白いと感じるのか、ふと先日考えてみると、
「人間の判断や考えの入り込む余地が大きいから」
ではないかと思いました。
ちょっと抽象的な表現になってしまいましたので、例として発進および加速の際のお話をします。
AT車では、適切なシフトレバーを入れて、アクセルさえ踏んでいれば自動で変速して走ってくれます。
対してMT車では手動でシフトレバーとクラッチを操作して1速→2速→3速…と
トランスミッションをチェンジしなければなりません。
エンジン、ギアの回転やクラッチのつながりを体で感じ、「回転数を上げてみよう」とか
「半クラッチの時間を調整しよう」などの判断をする必要がありますが、
そういった、AT車とは違ったオペレーションそのものに面白さを見出す方も多いのではないでしょうか。
また、「今日はうまくクラッチがつながっていい加速ができた」とか、
「うまくエンジンブレーキが使えた」など、試行錯誤ができるのも醍醐味の一つであると思います。
私自身も、MT車愛好家の方々の多くが感じるように、シフトレバーやクラッチをガチャガチャやりながら、
それがダイレクトに車の走りに響くその実感がたまらなく面白くて、
何時間、何キロ、何回乗っていても飽きないのです。
また、相手が車、という機械ではありますが、ある種の対話のような、
インタラクティブなやり取りをしているようにも感じています。
現在の愛車ですが、2025年の2月の車検切れに伴い、息子たちも大きくなったこともあって、
少々さみしくもありますが一回り大きな車に買い替え予定です。
次もできればMT車を探しているのですが、最近とても希少だそうです。
お詳しい方、ぜひ情報をお待ちしております。
~ 最後までお読みいただき、ありがとうございました ~
※ノムさんの初コラムはいかがだったでしょうか?
2月からプレスタイムに入社のノムさんは、早速今月は新入社員研修に飛び回ってもらっています!
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