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『”ノムさん”のメンタリング日記』第8回(最終回)

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『”ノムさん”のメンタリング日記』第8回(最終回)

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プレスタイムに入社して早いもので3ヶ月が経過した。
4月からは新年度だけに全国津々浦々の企業、団体様の新入社員研修や、メンター・メンティーの方々を対象とした
研修に登壇させていただくことも多くあった。
心身ともにいよいよ充実した毎日を過ごしている今日この頃であるが、
そんな中、社長である藤田さんとのメンタリングを実施することとなる。

いつものようにMtoGオンラインの画面を開き、メンタリングを開始した。
これで、プレスタイムメンバーとのメンタリングも8回目を数えることとなる。
今回も天気図を用いる点は変わらないが、メンター・メンティーで順番を決めず、
プライベート、仕事について自由に話すという、日常の会話に近い感じで行う。
少し時間をとってお互いに1ヶ月間の自分と向き合ったのち、話をすすめていく。
その中で私は、仕事・プライベートともに曇りから晴れに変わっていったことをお話しすると、
藤田さんが非常に興味深そうな様子でその理由を尋ねてきた。
前回のメンタリング日記でも述べた通り、特に気持ちの上においては、
仕事とプライベートをきっちりと分けられるわけではなく「綯い交ぜ」であると私は常々感じている。
プレスタイムに入社し、自分が強い興味関心を持っている仕事に従事することができる充実感の一方で、
ここ1ヶ月は試行錯誤の毎日で、気持ちの上では曇りであったというのが偽らざる正直な気持ちである。
そうなると、プライベートもなんとなく晴れ模様とは言い難い気持ちになることをお伝えした。
そんな中、大変ありがたいことに、今までお付き合いのなかったお客様とお仕事を一緒にさせていただけるようになったことがここ最近複数あって、
公私共に一気に気持ちが「晴れ」となったと話すと、
「よかったやん!おめでとう!」
(※原文ママ。藤田さんは神戸出身である。)
と、手を差し伸べられたのを私は両手でしかと握り返した。
メンタリングにおいて、メンター、メンティーがともに喜びや悲しみなど、気持ちに共感し、
分かち合うことは非常に大切なポイントであるが、まさにそれを身をもって体感した瞬間であった。
その後、これからやってみたいことについて、こちらも仕事・プライベート問わず話すパートにうつる。
所謂、キャリアについての話になるが、職務上だけでなく、プライベートの活動をも含む、人生としてのキャリアをも問うている。
私は、まず仕事での今後やってみたいことについて、『自分の今までの職務経験を生かして、新たなお客様と出会い、
一緒にお仕事をさせていただけるように精進したい』と言った、どちらかというと抱負にも似た話をした。
藤田さんも、時折相槌をしながら笑顔で話を聞いている。
次に、プライベートにおいての話になった。
今年、8月に3回目の剣道七段の審査に挑戦予定であることをお話しした
すると、藤田さんから、合格率はどれくらいなのかや、どういった合格の基準なのかといった質問があり、
その後、絶対に8月合格するように、と激励のお言葉を頂戴し、心身ともに引き締まる思いである。
(ちなみに、合格したらお祝いをしていただけるとのことです。)
職場において、仕事のことはもちろん、自分のプライベートで取り組んでいる活動について興味、関心を持って聞いてもらえたり、
何より、ともにうれしい気持ちを分かち合ってもらえる環境というのは何にも得難いものである。
今回のメンタリングを通じてそんなことを改めて思うようになった今日この頃である。

~おわり~

初企画にて好評をいただきました「メンタリング日記」は今回で最終回となりました。
普段充分接していると感じている同じ職場のメンバーでも、
改めて「メンタリング」という形で時間や場所、テーマなどを決めてしっかり話をすると、
今まで知らなかった一面や、気がつかなかった個性も発見でき、
”ココロの距離”が縮まっていくことを感じます。

ぜひ、皆様の職場でも「メンタリング」を実践していただき、
より良い人間関係と、より良い職場環境を作っていっていただければ幸いです。

また、メンター制度やメンタリングについて、いつでもご相談を承っております。
ぜひ、お気軽にご相談いただければと思います。

~最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。 ~

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『”ノムさん”のメンタリング日記』番外編

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『”ノムさん”のメンタリング日記』番外編

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プレスタイムに入社して2か月が過ぎた。
この間、様々な場面においてメンタリングに触れてきたが、業務中だけではなく、
自分の日常生活や趣味をはじめとした諸々の活動についても、メンタリング的な視点を通して改めて考えてみる、
などということも最近増えてきた。

本日記で取り上げているメンタリングの定義を今一度確認すると、
一言でいえば「自由な対話」である(日本メンター協会HPより)。

メンター・メンティーがお互いに心を開いて真摯に向き合い、信頼関係を構築した上で、
自由な対話を楽しみ、メンター・メンティー双方がともに成長することを目的としている。

最近ふと、「これって剣道の稽古にも通じるところがあるな」と思うことがある。

うまく皆様に伝わるかどうか甚だ不安ではあるが、
剣道の稽古、特に「地稽古(じげいこ)」を例としてお話したい。

地稽古は、柔道でいうところ「乱取り(らんどり)」や、ボクシングやレスリングなど格闘技における
「スパーリング」に該当する、実戦形式の稽古方法である。
地稽古のみを指して「稽古」ということも多い。ここでも以下、稽古と表記する。

とりわけ、剣道の稽古では、相互の充実した技や気の出し合い、
やり取り(剣道 用語でいうと、攻め合い、練り、張り合いなどと表現する)を重視する。

人により様々な言い方があるが、私の大学時代の剣道部の監督は、竹刀の剣先で会話をする、と表現していた。
相手を尊重し、真摯に向き合いながら自分の持てる技を相互に出しきることが、充実した良い稽古につながる。

メンタリング的な表現をするならば、竹刀を介した自由な対話であるとも言えよう。
ごまかしのない正々堂々とした技の応報は、メンター・メンティー間における自己開示に通じるものがあるし、
一定の申し合わせ(例えば、体格や年齢の違いによる体力差を考慮して強引な体当たりなどをしない、など)のもと、
相手を慮って稽古を行う、などは信頼関係の構築にも共通する要素である。

稽古においては、段位や実力、年齢が離れた相手と稽古をする場面も多くある。
その場合も相手を尊重し、真摯に向き合うことができれば、お互いに得るもののある、
終わった後にすがすがしい気持ちになる良い稽古が成立する。
メンタリングにおいても、年齢や立場を問わずメンター・メンティーとしてイーブンな関係で自由な対話を行うが、
充実した良い稽古に相通ずるものがあると感じた。

また、メンタリングでは同じメンター・メンティーのペアで定期的にメンタリングを繰り返し行い、
お互いの関係性をさらに深めていく。
メンタリング天気図を用いてメンター・メンティー相互に1か月間を振り返り対話する、
あるいは自由に会話する、など一見同じ内容の繰り返しのように見えるかもしれないが、その時々に置かれた状況等で、
気持ちや考え方はいつも同じではないだろう。
繰り返し自分自身と相手に真摯に向き合うことでお互いの理解や信頼関係が一層深まり、より充実した対話になっていく。

普段の稽古においても、同じ道場の仲間や先生方と充実した稽古を繰り返す中で、
お互いに信頼関係が深まり、遠慮なく思い切って技を出し合い、さらなる高みを目指すことにもつながる。
時には相手から、自分でも認識していなかったちょっとした癖や変化についてアドバイスをもらう、などということもある。
同じ相手であっても、ひとつとして同じ稽古はなく、常に何かしらの気づきと学びがある。

今回は、自分のライフワークである剣道の稽古について、メンタリングで得た視点に基づきお話を申し上げたが、
普段の生活における様々な出来ごとをこういった観点から考察してみるのも、新たな発見があって面白いかもしれない、
と感じた次第である。

 

~おわり~

(最終回の「メンタリング日記」は、藤田社長とメンタリングの予定です。
5月までしばらく更新をお待ちください!)

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『”ノムさん”のメンタリング日記』第7回

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『”ノムさん”のメンタリング日記』第7回

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3月も後半に差し掛かり、プレスタイムに入ってもうすぐ2ヶ月が経過しようとしている。
この日記も第7回を迎えることになるが、講座等でお会いしたお客様から「メンタリング日記読んでいます」
というお声を頂戴することもあり、うれしい限りである。

 

さて、この間メンタリングだけではなく、”チームビルディング”や”コミュニケーション”が
キーワードのプログラムに参加をしてきた。
これらのワードは世の中でもよく使われるもので、自分でも何となく口にすることも多く、
定義や意味について深く考える機会がなかった。

そういえば、

 

「キャリア」

 

という言葉もその一つである。

今回の日記では、メンタリングを通じた「キャリア」についての新たな気づきをお伝えしたいと思う。

 

7回目のメンタリングは、梶原さんをメンター役として実施した。
梶原さんは弊社の役員であり、各種講座のファシリテーターに加え教材開発にも携わっている。
この2か月弱、梶原さん担当の「プロメンタリング講座(プロのメンターの養成を目的とした講座。
7月開催分より「認定メンター資格講座」)や、「フライングカー・コーポレーションのライセンス講座」、また
梶原さんの作成したテキストを通じて気づきや学びを得てきた私にとっては「師」というイメージも強い。

いつものように、MtoGオンラインの画面を開き、明るい挨拶を交わす。
梶原さんの声はとてもよく通る。講座の際の第一声の挨拶も、「これから始まるぞ」という気持ちに切り替わる、
いわば嚆矢のようなイメージを私は抱いている。

 

 ノムさんは本日元気に出張へ🚅🚅🚅🚅🚅

 

7回目のメンタリングでは、天気図を用いたメンタリングではあるものの、従前とは 若干異なる。
仕事・プライベートで分けずに直近1か月について、自身にシッカリと向き合ってメンター・メンティーで自由に話し合う。

私はここ一か月の大きな出来事であった、昨年、大往生を遂げた祖父母(夫婦で大正生まれであった)の納骨が終わり、
一区切りがついたことをメインに話をし、天気図では快晴をつけた。

梶原さんも、こういった弔事に関するご自身のご経験やご家族に関することのお話しをされていた。
この手の話題はプライベートの中でも比較的センシティブな話題であり、
相手に話してもよいという安心感や信頼感がないと話しづらい面があるように思える。
メンタリングにおいて、なんでも自由に話すことができる環境を作るためには、お互いに相手対して
真摯に向き合い、関心を持っていることを示すことが大切であると改めて認識した。

 

今回のメンタリングでは仕事とプライベートと分けずに自由にお互い話すということであるが、
なぜそういった流れになっているのかふと疑問に思った。
梶原さんは、ここ1か月のご自身のお話を交えつつ、
気持ちの上で仕事とプライベートと明確に分けられるわけではないと仰っていた。
私のイメージでは、仕事とプライベートをまるで紐や縄を綯うように合わせた、「綯い交ぜ(ないまぜ)」という言葉が浮かぶ。

 

この後、自身のキャリアについて話すパートになる。
メンタリングにおいて、この「キャリア」というのも大きなテーマの一つである。

 

今まで、自分の中でのキャリアのイメージは、「主に職業の資格やスキル、実績等」である。

そういえば、学校教育においてここ10年ほど行われているキャリア教育では、職業の資格やスキルがベースとなっている場合が
多いように見受けられる。例として、高校における文系理系を分ける、文理選択の際に、職業調べをして、
自分の将来就きたい職業に就くために逆算してどちらに進むか選ぶ、などはその範疇であろう。
私自身、20年近く学校教育に関わる仕事をしてきたため、そのイメージをいだいていた。

 

メンタリングにおけるキャリアとは、それだけではなく、その人の人生そのものを示す場合もある。

 

このメンタリングを受ける少し前に、梶原さんがご担当されている「プロメンタリング講座」で、
自らのキャリアを振り返る、というセッションがあった。

「主に職業の資格やスキル、実績等」のキャリアについては、プレスタイムへの入社に際して職務経歴書などの書類作成を通じて振り返りを行っていたが、

さすがに、その時々に何を考え、どんな気持であったか、など自分の人生そのものには思いが至っていなかった。

 

今回のメンタリングでもこの、

 

「人生としてのキャリア」

 

の話を梶原さんから伺うこととなる。

「人生としてのキャリア」とは、職務経歴や実績、取得した資格やスキルに関わることだけではなく、自身の業務外での活動など、
プライベートな部分までを含めた考え方であることが改めて理解できた。

まさに先ほどの「綯い交ぜ」という言葉が思い浮かぶ。

また、キャリアの振り返りは、その時、自分自身が何を考え、感じたか、という気持ちの部分も含まれる。

自身の持つ今までの「キャリア」という言葉のイメージがガラッと変わる感覚を抱いた。

メンタリングの後に「プロメンタリング講座」講義集の、キャリアについての一文を読み返すと、
メンタリングを通じて、過去・現在・未来に区分して、自身を振り返り、シッカリと向き合うことがポイントとして記されている。
今回のメンタリングを通じて、 自分の中でも「人生としてのキャリア」のイメージが腑に落ちたように思える。

 

入社から2か月ほどの間に、メンタリングを通じて、自身の人生に関わるたくさんの新たな気づき、
学びを得るとともに、その奥深さを改めて実感している。

 

~おわり~

(最終回の「メンタリング日記」は、とうとう社長とメンタリングです!
新人研修が少し落ち着いてから、じっくりメンタリングしていただきますので、
5月までしばらく更新をお待ちくださいませ・・)

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『”ノムさん”のメンタリング日記』第6回

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『”ノムさん”のメンタリング日記』第6回

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プレスタイムに入社して早いものでひと月と半。巷では卒業や進級を目前に、新年度からの新生活に心を躍らせる季節である。
この時期、弊社では全国津々浦々の企業様、団体様からご依頼をいただいた新入社員研修の準備に精を出しているが、
テキストを挟むルーパーファイルを見ていると、自身の新社会人だった時の感覚が甦るようである。

特に4月から新社会人となる方々は、希望と若干の緊張の入り混じった、
ふわふわとした不思議な感覚を感じておられるのではないだろうか。
皆さんがこれから所属する職場で、そこにいるメンバーをはじめ、
関わる様々な人々と良い人間関係を築かれることを願ってやまない。

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今回でメンタリングも6回目となる。
今回はプレスタイムでこの時期、おそらく最も多くの新入社員研修の運営やファシリテーター
(特に、弊社の看板プログラムとも言える、フライング・カーコーポレーションなど)を務めている下舞さんを
メンター役として実施した。

下舞さんは社内で私と年代が最も近いメンバーである。
特にこの時期はファシリテーターとして、また営業担当としてお客様とのやりとりで大忙しであるが、
この仕事を心から楽しんでいる様子が強く感じられ、プレスタイム全体のポジティブな雰囲気を体現しているとも言えよう。

いつものようにMtoGオンラインを開き、まずは明るい挨拶からメンタリングをスタートした。
いつもお客様に寄り添って、一緒に楽しく伴走しながら仕事に取り組んでいる様子を見ていたので、
下舞さんとお話をするのを非常に楽しみであった。

メンター、メンティーともにいえることであるが、お互いに「この人と話したい」「話を聞いてもらいたい」
という気持ちになるには、メンタリングの時だけではなく、職場における普段の行動や言動も大切だな、と改めて気づく。
たとえ両者の職場が物理的に離れていても、同じ社内であれば普段の様子は人づてなど、何らかの形で伝わることも多いだろう。

早速メンター役の下舞さんからプライベートについて、メンタリング天気図を用いて 最近一か月のお話を伺う。

下舞さんは3人のお子さんのお父さんでもある。実は我が家の子どもたちと比較的年代も近い。
ちなみに下舞さんのつけた天気図は「晴れ」であった。休日にご家族と過ごしているご様子をうかがう中で、
特にお子さんについてのお話の時には普段にも増して柔和な表情で、普段の優しいお父さんぶりがにじみ出るようであった。

このように、お互いの プライベートの様子がわかると共通の話題が見つかり、
より相手との心の距離が近くなったり、信頼感や安心感が増したりすることも多いだろう。

メンタリングにおいて、「自己開示」というキーワードがよく出てくる。
何やら敷居の高い、難しい印象を持たれる場合が少なからずあるが、まずはこのように肩肘張らずに
お話をしていただければよいのではないだろうか。

 

本日のノムさんはFCCのモデル機作り。
接着剤に悪戦苦闘している様子がおもしろかったです。

 

 

 

 

 

 

 

今度はメンティー役の私が話す順番である。
私はプライベートについて「曇り」をつけた。剣道と並行して体力の維持と向上を目的として、
週3回ウエイトトレーニングを行っているが、ベンチプレスの挙上重量がここ最近160キロ前後でプラトー(停滞期)
に入っておりなかなか気分が晴れない、というお話をしたところ、下舞さんも学生時代陸上 競技をやっていて、ウエイトトレーニングのご経験があるとのことであった。

同好の士を除き、家族や親戚内ですらこの手の話は興味を持って聞いてももらえた経験がなかった。
大概の人はウエイトトレーニングにおける「BIG3(ベンチプレス・スクワット・デッドリフト)」の話あたりで
かなり引き気味になるが、下舞さんの傾聴の姿勢に 安心してお話をすることができた。

メンタリングにおけるポイントとして、「話の内容を制限しないこと」というのがある。

そうは言っても、もし相手から興味・関心がなさそうだな、という様子を感じ取ったら、
話す側も「あまり話したくないな」と自分でブレーキをかけてしまうだろう。
相手のことを「知りたい・理解したい」という姿勢をシッカリと示すことの重要性を今回のメンタリングで改めて認識した。

続いて、メンター役の下舞さんから、仕事について最近1か月の様子をメンタリング天気図とともに伺う。

下舞さんは「晴れ」を選択した。
4月の繁忙期を目前に控え、お客様との打ち合わせや研修の準備、また器材やテキストの手配などであわただしい中でも、
常に前向きな姿勢をお話からひしひしと感じ、大変刺激になった。
また、今後の仕事の進め方やお客様とのやり取りについてなど、業務上のことについても忌憚なく質問することができたのもよかった。

先ほどのプライベートにおける、やや話す相手を選ぶ話の内容であっても、シッカリと傾聴の姿勢を示していただいたことで、仕事の話もとてもしやすくなった。

次に私ここ1か月の仕事についてお話をした。
入社以来、親しみを持って接していただいているのに加え、メンバー人ひとりとのメンタリングを通じて、より様々な相談がしやすくなり、
今後の仕事における自らのあり様について、見通しがつきつつあるため、天気図に「晴れ」をつけたことを伝えた。
(今後の自らの成長の余地を残す意味で「快晴」ではなく、あえて少々雲のある「晴れ」を選んだ)

職場でも「こんなことを質問したら相手にどう思われるだろう」とか、「いまさら恥ずかしくて聞けない」などという遠慮があることで、
かえって情報の共有や共通した理解に齟齬が生じて業務に支障をきたし、ひいては顧客に迷惑をかけることもあるかもしれない。
メンタリングを通じて、どんなことでも話ができる環境を作ることが職場の生産性を上げ、世の中により良いサービスを提供することにつながる、
というのも決して大げさではないだろう。

より良い職場づくりの一助となれるように日々精進したいものである。

 

~おわり~

(第7回メンタリング日記は来週木曜公開予定!)

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『”ノムさん”のメンタリング日記』第5回

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『”ノムさん”のメンタリング日記』第5回

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プレスタイムに入社して1ヶ月が経過した。

この間、社員の皆様とのメンタリングに加えてメンター養成講座や、メンター制度導入を検討、
或いは興味・関心を持っている企業や団体に向けてのメンター制度説明会などに 参加し、
メンタリングを行う機会に多く恵まれた。

養成講座や説明会に参加されている方々は、各々のお立場で、所属されている組織をより良いものにしたいという気持ちを
持っておられる方々ばかりであり、メンタリングの際にお話を伺っていると今まで自分にはなかった気付きが常にあり、
日々自らがアップデートされている感覚がある。

そんな中、第5回目のメンタリングは、新井さんをメンター役として行った。

入社した際に、プレスタイムでは社員にあだ名をつける風習があると伺い、
どんなあだ名で呼ばれていたかをヒアリングされ、本日記の題名である「ノムさん」に落ち着くと思いきや、
新井さんから出たあだ名が

 

「のむっち」。

 

ちなみに、現在に至るまで社内でこのあだ名で日常的に私を呼んでいる方は、ほぼ新井さんお一人である。
40代以上からすると、「〜っち」という敬称から想起されるのは間違いなく「たまごっち」であろう。
なんでも、新井さんから見た私は(自分で言うのも難だが)かわいらしい感じがする、
とのことで「のむっち」というあだ名が思い浮かんだとのことである。

これは私が持っている自己のイメージでは認知していなかった部分である。
自分でも気付いていなかった自分自身を他者との関わりの中において発見する、という点では、
メンタリングにおける「気付き」に通じるものがあるのかもしれない。

いつものように明るい挨拶を交わし、MtoGオンラインを開き「天気図」を用いての メンタリングをスタートした。
新井さんは普段から非常に穏やかで柔らかい雰囲気をお持ちで、お話し振りもややゆっくりとしており非常に優しい印象を受ける。
こういった雰囲気であれば、たとえ初見であっても、メンティー側としては安心して話ができるのではないだろうか。
実際、一緒にお仕事をしている際にも非常にソフトな感じで接していただいているため、
躊躇せず業務上の不明点などを質問することができ、新入社員である私にとってはとても心強い存在である。

まずは、例によって直近1か月のプライベートについて、メンター役の新井さんから お話を伺う。
ちなみに、選択したのは「晴れ」であった。久々に甥っ子さんと会った際の話題であったが、
その際の雰囲気が伝わるようなほのぼのとしたお話であり、聞いているメンティー役の私もほんのり心が安らぐ感じがした。

私が感じたように、メンティー側が「この人ならば話して大丈夫だ」という安心感や
信頼感を抱けば、ぐっとメンターとの心理的な距離が縮まるのではないだろうか。

続いてメンティー役の私からプライベートについて話をする番となった。
新生活にもようやく慣れてきたこともあり「快晴」をつけた。
というのも、小学校2年生の次男が、 最近になって自分から剣道をやりたいと言い始め、
いとこたちがすでに入っている少年剣道の道場に連れて行って以来、毎日家で竹刀を振って自主練をするほどになり、
親としてはとても嬉しい限りであることをお話した。

 

 

 

 

 

 

剣道の試合に出場しているノムさん。
面を被っていて顔が見えないのが残念ですが、凛々しい・・。

 

 

 

話してみて気付いたが、親としてはどんな 習い事や競技であれ熱心に取り組めるものを見つけてくれればいいという立場で
子供たちに接してきたが、自身が打ち込んでいるものに我が子も一緒に、となるとやはり嬉しさもひとしおである。
メンタリングで話をすることを通じて、家族といった非常な身近な存在に対して自分が抱いている気持ちを感じることができた。

次は仕事についてもメンター役・メンティー役の順番で話をした。新井さんは「晴れ」をつけた。
ここ一か月、繁忙期が近づいていることもあり様々な業務で忙しかったが、見通しがだんだんついてきた、
ということで「曇り」から、現在では「晴れ」になったとのことであった。

今度はメンティー役である私が話す番である。前回は「曇り」をつけていたことを理由とともにお話をして、
今回は様々な業務上の疑問や悩みを職場に皆さんに相談することによって一つ一つ解決することができたのと、
少しずつであるが、自分が担当してのお客様とのやり取りが出てきたこともあり「晴れ」をつけたことを伝えた。
メンターに対し、 正直に自分の今の気持ちを話すことによって、仕事に対する自分が抱いている感情を再確認し、
今後に向けて前進するきっかけを今回も得た気がする。それも、メンターからの自己開示や普段の様子から、
安心、信頼できる人柄や雰囲気をメンティーとして感じるとることができたからこそのことである。

業務にかかわる対話は、主には1on1や、或いはOJTの際に時間をとって、という形になろうかと思うが、
現在の進捗確認や、仕事上での目標の共有などが主目的で、案外その時の「気持ち」や「その時どう感じたか」に焦点を当てて語り合うことは、
自身の経験上でも今までなかったように思う。(例外として、遅々として進まない案件に対する怒りや焦りといった感情の発露などはあるだろうが)

メンタリングでは感情の部分にフォーカスするという点が先に挙げた業務上の対話と の大きな違いであろう。

相互の対話が終わり、MtoGオンライン画面上のナビゲータであるイルカちゃんからの「十分に話せましたか」の
問いかけに「6.十分に話せた」を選択し、メンタリングを終えた頃には、予定していた1時間を15分以上超過していた。

先に挙げた、業務上の、ゴールの設定された所謂ロジカルな対話といった
見えやすく、わかりやすいものとは、メンタリングは一線を画する。

人間が考えたり、何らかの答えを出したりする、それに基づき行動を起こすのも、
根底にある気持ちや感情といったウエットな部分があってこそ、であるという、当たり前のようで見落としがちな点に、
今回のメンタリングを通じて改めて気づいた。

人間の感情、気持ちという、答えのないものへの追究は一朝一夕にいかないが、
これからメンタリングや実習などで対峙する人、一人一人と真摯に向き合って、学んでいきたいと強く思う。

 

~おわり~

(第6回メンタリング日記は来週木曜公開予定!)

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『”ノムさん”のメンタリング日記』第4回

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『”ノムさん”のメンタリング日記』第4回

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42歳の新入社員となってもうすぐ20日が経とうとしている。

プレスタイムに入職する前日まで、前職にて2年間単身赴任で仙台に居住しており、
職場まで徒歩で通勤いていたのが一変し、毎朝満員の電車での勤務となった。
久方ぶりの 都心部での勤務に電車の乗り方も忘れかけているような有様であったが、ようやく慣れ始めた今日この頃である。

今回、4回目のメンタリングとなる。
メンター役である古賀さんは、総務を担当している関係上、入社前の手続き関係で、
メール等で頻繁にやり取りをしていたが、入社後も引き続き不慣れな私への様々な面でのサポートに、感謝しきりである。

先ず、いつものようにMtoGオンラインを起動し、メンタリング天気図を用いて
メンター役・メンティー役の順にお互いの近況を話す。

ちなみに、私は「晴れ」をつけた。

この週末、千葉県社会人剣道大会に所属している道場から中堅(5人制の団体で3番目)で
出場予定につき比較的良好なコンディションであり、メンタリングの際にもその話が中心となった。
古賀さんはじめ、ここ数日社員の皆様から業務には全く関係ないにも関わらず試合前に応援のお言葉を頂戴している。

私という人間そのものを、気にかけていただいているのは、新入社員である自分にとってはとてもありがたいことである。
メンタリングを通じた相互の理解や、日々の何気ない声掛け、「あなたに興味・関心を持っていますよ」というサインが、
新しい職場に身を投じた際に誰しもが感じる緊張感を解くのに非常に有効であるのを実感している。

続いて、仕事、職場編であるが、まずメンター役の古賀さんから直近1か月の業務についてお話を伺う。
諸々の手続きや、パブリックな書類の作成といった大変神経を使われるであろう業務に
ようやく見通しがついたため、「曇り」から「晴れ」になったとのことであった。

直近1か月ということで、私の入社に係る準備も含まれていたと推察されるが、
入社前から入社に向けての手続きについて丁寧なメールを幾度もいただいた。
今だから言えるが、入社を決断したのちに自分の本当にやりたかった仕事に就ける、であろう期待感の中に、
やはり40歳を過ぎてからのチャレンジということで一抹の不安感が無いわけでもなかった。
そんな中、古賀さんとの入社に向けてのやりとりを通じてその気持ちは全く払拭された。
メンタリングの際に担当している業務に関するお話を改めて伺い、感謝しきりである。

 

 

 

 

朝礼後のノムさんと古賀さん。
朝ごはんの話をしていました。

 

職場内で業務上の話などを1対1の対話で行うとなると、一般的にはOJTや1on1などがあげられるが、
メンタリングではメンターとメンティー間で、お互いのエモーショナルな部分に焦点を当て、
理解を深める、という面で大きく異なると感じる。
メンタリングを通じて相手の感情の部分の理解が進んだことにより、今まで以上に業務上の相談がしやすくなったように思える。

実は私は今回のメンタリングで、天気図に初めて「曇り」を付けた。
今まで入社して間もなかったこともあり、内省をする間もなかったのと、
やりたかった仕事に就けたという高揚感もあり基本的に「晴れ」をつけていたが、
入社後20日が経過するにあたり、どのように業務を進めていけばよいか悩むことも少しずつ出てきたためである。

今までの自分であれば、職場内で周りにある種の「弱み」を見せたくない気持ちが先に立ち、
強がって「晴れ」や「快晴」をつけ続けていただろう。
プレスタイムに入社し、メンタリングを行ったことで、悩みや困っていることを正直に周りに伝える術を得た気がする。
今回、メンター役に素直な気持ちを話すことで、自分の感情も整理がつき新たなをきることができた。

 

この日記をご覧になられている皆さんも、職場で業務上などの悩みや、
焦燥感を抱えていても周りにそれをなかなか伝えられない、などというご経験がおありではないだろうか。
そんな時に、素直な気持ちを信頼できる人に打ち明けられる環境があればずいぶんと楽に生きていけるのでは、と思う。

また、特に入ったばかりの職場で、メンバーから常日頃から自分に興味・関心をもってもらっていたり、
尊重されていると感じていたりすれば、なおのこと心を開いて自分のことを話してみよう、
知ってもらおうという気持ちにもなるだろう。

 

そういった職場の環境を作るのがまさにメンタリングやメンター制度の重要な目的の
一つであり、世の中にもっと広げていきたいと強く思う今日この頃である。

 

~おわり~

(第5回メンタリング日記は来週木曜公開予定!)

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『”ノムさん”のメンタリング日記』第3回

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『”ノムさん”のメンタリング日記』第3回

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42歳の新入社員となって半月を経た。
この間、弊社が主催している説明会や体験会への出席、研修への同行を通じて、
メンタリングやファシリテーションについておぼろげながら理解が進んでくると同時に、
その奥深さを徐々に感じ始めている今日この頃である。

第3回目は、本日記のバナーにある私の似顔絵の作者でもある、古澤さんをメンター役としてメンタリングを行った。
MtoGに表示された今回の内容は、

①メンタリング天気図(プライベート編)
②メンタリング天気図 (仕事・職場編)
③ワンポイント解説 「自己開示について」
④事後報告で
ある。

早速、いつも通りお互いにさわやかな挨拶を交わすと、
自ずと気持ちをオープンにしてメンタリングに向かう準備が整うようになってきたのを感じる。

 

例によってメンター役の古澤さんから最近1か月のプライベートであった出来後を、
メンタリング天気図の理由とともにお話をいただき、メンティー役の私が後に続いてお話をした。

普段から古澤さんには新入社員の私に対して、すでに何年も一緒に働いているかの如く
非常に自然体で接していただいているが、メンタリングの際も同様で、
おかげさまで私自身も自分の一見他愛もない、由なしごとを気負わずに言葉にすることができた。
そうしていくうちに自分が新生活で抱えていた、無意識の緊張感や戸惑いなどを言葉として発することができたと思う。
ちなみに、本日記を定期的な連載としてHPに掲載するのを発案したのは古澤さんであるが、
企画したものががすぐさま形になるのもプレスタイムの社風であるようだ。

 

  ⇒ 

快く写真撮影と似顔絵掲載にOK出してもらえてありがたいです・・

 

続いて仕事・職場についても同様にメンター役・メンティー役交互にメンタリング天気図を用いながらお話をしていく。
今回3回目のメンタリングであるが、メンタリングを重ねるごとに自分の中でも気持ちに変化が生じていることに気づく。

直近一か月の公私における出来事をメンタリング毎に、メンター役に対して話をしているが、
一見同じような内容の話であるが、時間や場所が変われば気持ちに変化もあるだろう。
話すことにより今までとりとめのなかった自分の気持ちや考えがだんだんと一つに収束するようになってきたのを感じる。
とりとめのない話を繰り返しすることによって大げさではあるが、今後どのように生きていくかの指針が定まったようにも思えてきた。

そこに至るには、起承転結を意識して時間内にしっかり伝わるように話さなければ、
とか、ボキャブラリー豊かに話さなければ、といった話すうえでの特別なスキルは必須ではない。
(もちろん、上手に話せればそれはそれで素晴らしいことである)

先ず自分の素直な気持ちを言葉にすることが肝要であり、そのためにはどんな些末な話にも耳を傾けてくれるという
安心感を持ったメンターの存在も不可欠である。
また、安心感にはやはり適切な自己開示が欠かせない。
MtoGのワンポイント解説には、以下のように記されている。

 

「「自己開示」とは、自分の気持ちや思いを素直に伝えることです。
そのことが、恥ずかしい人もいると思います。できる範囲で、少しずつ開示していけばいいのです。
メンタリングで大切な自己開示は自分の気持ちを伝えることです。」

 

まずは気負わず、自分の素直な気持ちを相手に伝えることが自己開示につながり、
ひいては相手も心を開いてくれることにつながる、ということを肝に銘じて、
メンタリングを楽しんでいきたいと考えている今日この頃である。

 

~おわり~

(第4回メンタリング日記は近日公開予定!)

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『”ノムさん”のメンタリング日記』第2回

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『”ノムさん”のメンタリング日記』第2回

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42歳の新入社員となって2週間が経過した。

「人間関係を学び・育む」を社是としているだけあって、職場の諸先輩方からさりげない声掛けや
心遣いをいただいているのをひしひしと感じている。

シンプルに言えば、会社に行くのが楽しい。

まだまだ慣れない業務の中、もっと疲弊していてもよいものであるが、毎朝東銀座の駅に降り立つ足取りは明らかに軽やかである。
(体重も120キロから若干軽くなり現在118キロに減少)
そんな中、豊田さんをメンター役として、第2回目のメンタリングを行った。

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豊田さんは私と親子ほど年の離れている大先輩であるが、今まで老若男女問わず幾多の人々導いてきたプロメンターだけに、
その太陽の似合うエネルギッシュなお姿も相まってすでに何か引き寄せられるものを感じる。

例によって、「MtoGオンライン版」を開き、お互いにさわやかな挨拶から、メンタリングを開始した。

本日の内容は・・
①より知り合おう
②メンタリング天気図(プライベート編)
③メンタリングポイント「共感的コミュニケーション」
④事後報告
である。

先ず、①より知り合おう、である。
先日歓迎会をいただいた際の鯨飲を通じて大分自己開示が進んだ感があるが、改めてお互いのことをより知ろう、
という目的のもと、思い出(入社時・学生時代・幼少時から1つ選択)についてお互いに話をする。

その際、メンティー側からメンターに話してもらいたい思い出を指定できるため、
私はメンターである豊田さんに学生時代の思い出話をリクエストした。
弊社のHP上の講師紹介にもある通り、ライフセーバー界のオーソリティでもあり、私自身、一度ゆっくりとお話を伺いたいと思っていた。

 

ライフセービングとの出会いから、現在に至るまで海とともに生きていること、
高校生の頃は実はカウボーイにあこがれていたことなど、
よりパーソナリティーに関わる深いお話を伺い、その人柄に触れまた一段と距離が近くなったのを感じる。

 

そのままメンティー側である私の思い出話となるが、この2週間、豊田さんが講師の研修会に同行する機会が複数回あり、
私の剣道やウエイトトレーニングといった趣味に関わる話はすでにしていたため、
過去に在籍していた職場も含め、「入社の思い出」についてお話をすることとした。

今まで現職含め4社経験しているが、新卒、その次に第二新卒で入社した会社では、
一般的な集合型の研修、入社式を経て、配属の発表、その後任地へ移動というものであった。
また、前職ではある程度キャリアを重ねての入社、配属であったために、職場に直接赴き、
挨拶もそこそこに業務に従事するという感じであった。

これから一緒に働く職場の上司や同僚とのアイスブレイクを図る間もなかったし、それが当たり前だと思っていた。

 

プレスタイムではどうであったか。

一番社歴の近い山川さんが企画した、お互いにコミュニケーションをとりながらグループで課題を遂行していく
「歓迎ワーク」を、新入社員を含む社員全員で行い、
会社が扱っているサービスに対する基本的な理解とアイスブレイクを同時に行うという、
人材育成・研修を生業とする会社ならではの歓迎に感激を禁じ得なかった。

歓迎ワークの結果発表・・大変盛り上がりました。

 

その思いを伝えた際には、豊田さんの2倍は時間が過ぎていただろうか。
メンターから醸し出される傾聴の姿勢にすっかり甘えてしまった格好となる。
ひとしきり話し終えた私に、豊田さんから、「ようこそ、プレスタイムへ」の一言に何とも言えない安堵感を覚えた。

 

続いて、②のメンタリング天気図(プライベート編)である。
これには先週子供2人が剣道の道場に連れて行ったあと体調を崩してしまい、
連休中は家族そろって安静にしていたこともあり、「曇り」をつけた。
すでにかなり胸襟を開いてお話ができる状態になっていることもあり、
メンティー役の私からその理由をお話しし、その後メンター役の豊田さんの天気図についてのお話を聞く。

 

豊田さんは快活とした様子からもわかるが、「快晴」。
最近は海だけではなくウオーキングにも勤しんでいること、奥様と一緒されることもあることなどを伺い、
なんだかこちらまでほんのりと心が明るくなる感じがした。

 

その後、メンタリングのポイント「共感的コミュニケーション」についてMtoGの画面を用いて確認し、
事後の振り返りを行った際にはすでに予定の時間を10分ほどオーバーしていた。
我ながらよく話したものであるし、豊田さんのこともより深く知ることができたと思う。

 

最近、「心理的安全性」という言葉をよく耳にする。

詳しくはエイミー・C・エドモンドソンの著作(『恐れのない組織』)をご参照いただければ幸甚であるが、
職場において高いパフォーマンスを発揮するためには、お互いのことを理解し、
なんでも安心して話し合える人間関係のある職場であることが重要であることに異を唱える方は少ないと思う。

 

職場の悩みの大部分は実は人間関係であるなどという話もある。
心理的安全性の高い職場づくりにメンタリングは非常に有効な手立てであると実感した次第である。

 

★今回のメンター:豊田の紹介はこちらからご覧いただけます★

~おわり~

(第3回メンタリング日記は近日公開予定!)

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『”ノムさん”のメンタリング日記』第1回

2024年、プレスタイムに中途入社でやってきた「ノムさん」こと、野村さんが、
人生で初めて”メンタリング”を体験します。ツールは「MENTORING to GROWTH オンライン版」
オンラインでメンタリングの進行状況などが把握できる、
スマートフォンやPCを使ってメンタリングをするツールです。

これから全8回、先輩社員たちと持ち回りでメンタリングをしていく上で感じたこと・思ったことなど、
素直な感想を「日記」にして掲載していきます。

 

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第1回:「ノムさん」のメンタリング日記

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42歳の新入社員となって3日目、はじめてメンタリングを受けることとなった。

社会人となって20年を迎えると、1対1での面談の類となると、考課か賞罰ぐらいなものである。
今回は「メンティー」として諸先輩方に持ち回りでお時間を頂戴するわけだが、
「メンティー」って中年男には似つかわしくないかわいらしい響きだな、などという不届きな思いを抱きつつ、
東京では2年ぶりの積雪の中、第一回目のメンター役の山川さんとMENTORING  to GROWTH(以下M to G)
を使用しながらリモートでのメンタリングが始まった。

 

すでに数日前に山川さんとは杯を交わしていたが、
メンティー、メンターの間柄であらためてM to Gを介しての対話を行うこととなる。

 

先ず、M to Gのイルカちゃんより以下のポイントに注意してあいさつから始めてください、と促される。

・笑顔で明るい声であいさつする
・相手の目を見てから、あいさつする
・あいさつの後、「元気そうだね」「いい天気だね」など、一言付け加える

 

人との信頼関係構築の第一歩はやはり明るい挨拶からなのだということを再認識する。
その後、お互いを知るためのワークに入っていくが、てっきりメンティーである私から話すものだと思っていたら、
最初にメンター役である山川さんから話をする、という順番だったのが印象的であった。

メンティの立場にある人間が先に話し、それを受けてメンターが話しをするという
ある種の主従関係があるものだと私は誤認をしていたようだ。
確かに、メンターの側から自己開示をされれば、メンティーも相手の人柄などが判ったうえで安心して話せる。

すでに山川さんについて、ご出身や今までのキャリアについてある程度存じ上げていたが、
メンタリングで改めてお話をいただき、なんとプロ雀士の資格をお持ちであるのを初めて伺った。
さわやかな好青年然としたお姿からは想像できない、勝負師としての側面を垣間見たようで、ますます親しみがわいた。
こういった意外性やギャップの発見もメンタリングの醍醐味なのかもしれない。

 

オンライン・メンタリングの様子。
何やら社用PCが小さく見えます・・。

 

今度はメンティ役である私から自分のことについて話す順番となった。
今まで講演や研修など、少なからず人前で話すことを業務としてきたが、
案外自分のことを開示するとなるとうまく言葉が浮かんでこない。
加えて相手に自分の何を知ってもらいたいかを整理することだけで一苦労であったが、
ここでメンターが言葉一つ一つにポジティブなレスポンスを細かく返してくださり、心地よく話すことができた。

 

続いてメンタリング天気図を用いてのパートに入る。
一週間の仕事や職場での出来事をメンター、メンティーの順で晴天から雷雨の1つを選択し、
その理由とともに発表しあうワークを行った。
一週間のことを整理してうまく話すスキルを磨く、というたぐいのものではなく、
あくまでもメンティーの気持ちに寄り添ってメンターが傾聴してくれるというスタンスであるということを理解したが、
これがまた、なかなか難儀であった。

中堅社員の年代となると、知らず知らずのうちに、自分の気持ちを開示することを職場の同僚にも、
もしかしたら家族にもしないようになっていたようだ。

しかしながら、こうしてメンターとの対話を通じて、より自分を理解してもらえるのは
中途入社の立場からすれば非常にありがたい。
新入社員や若手社員の離職防止としてメンタリング制度を導入する企業が増えてきているというが、
中途採用の社員も職場とのミスマッチや既存の社員となじめないために、短期間で離職してしまうなどという話もよく耳にする。

適切なメンター・メンティーの関係が築ければ、その抑止になるのではないかと思った次第である。

~おわり~

(第2回メンタリング日記は近日公開予定!)

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